台風対策に役立つシャッターの扱い方、台風時にしておきたいことを紹介します。
シャッターは風や雨を防ぎ、窓や室内を守ってくれるため、台風対策にはピッタリです。
あらかじめDIYなどでシャッターの強化をしておくとより安心できます。
シャッターは台風対策に大活躍!
シャッターは、台風対策に大活躍する設備です。
台風の強風や豪雨から窓ガラスを守り、安心して室内で過ごせるようにしてくれます。
お店のショーウィンドウはもとより、個人のお宅の窓でもシャッターは活躍してくれるでしょう。
雨や風による飛来物から窓ガラスを守る
シャッターは、台風の飛来物から窓ガラスを守ってくれます。
台風の際には、強い雨風が起こり、特に強風では思いもよらない重い物も飛んできます。
強風による飛来物が窓ガラスに当たれば当然ガラスは割れてしまいます。
また、ガラスが割れた窓からは雨風が室内に入りこんできますから、台風の最中に穴をふさぐのはかなり骨が折れるでしょう。
そんな状況を元から防ぐためには、丈夫なシャッターの設置が大切です。
ちなみに、段ボールやガムテープで台風対策をとる方もいますが、これはあくまで補強なので不十分です。
台風から家や身の安全を守るためには、シャッターや雨戸の存在が欠かせません。
防音対策
シャッターは台風の際の防音対策としても役立ちます。風が吹き荒れる音、窓からするガタガタ・ピューピューという音も軽減してくれます。
台風時の雨風の音はうるさいのはもちろんですが、不穏に聞こえて精神的にもつらいものです。
シャッターがあれば、嫌な騒音がやわらぎ快適に過ごせます。
ただ、シャッターも台風で壊れることがあるから、シャッターを守るための対策も必要カニ!
台風が来る前にするべき4つのこと
台風による飛来物や騒音はシャッターで対策できますが、今あるシャッターが役立ってくれるか、きちんと確認しておく必要があります。
シャッターで台風対策をする際にしておきたい4つのことを紹介します。
シャッターの状態を確認する
台風でシャッターを閉めるときに確認しておきたいことがいくつかあります。
悪条件でも正しく機能するように、シャッターの状態が万全であるかをチェックして、台風に備えましょう。
開閉時に異音がしないか
シャッター開閉時の異音は、寿命が近くなったサインの一つです。
大雨が降り、強風が吹き荒れる台風時には、寿命の近づいた弱いシャッターでは耐えきれないかもしれません。
風圧がかかることでシャッターがゆがみ、開かなくなることもあります。
そのため、シャッターの開閉時に異音のチェックが必要です。
開閉はスムーズか
シャッターの開閉時に動作がスムーズであるかどうかも確認したいところです。
動作のしにくさはメンテナンスや掃除の不足によって起こります。
内部部品が劣化していたり、レールが汚れていたりして、開閉に不具合が起こっているのです。
これも異音同様に、シャッターが開かなくなる恐れがあります。
サビていないか
シャッター自体の劣化にも目を向けることが大切です。
シャッターの表面やレールにサビが浮いているのは、劣化で強度が弱くなっているサインです。
錆びたシャッターはかなり劣化が進んでいる可能性があるため、台風が来る前にメンテナンスしておいた方が良いでしょう。
サビを放置して台風を迎えるとシャッターが壊れる恐れがあります。
シャッターを補強する
シャッターは台風時に大活躍しますが、実はシャッターそのものだけでは台風のパワーに負けてしまう可能性もあります。
そこで、大型の台風が来ている時や、シャッターの強度に心配がある時は、シャッターを補強しておくのがおすすめです。
補強は専門業者への依頼か、DIYでも可能です。
専門業者へ依頼をする
シャッターの補強は、専門業者に依頼すると確実ですし、手間もかかりません。
コストはかかりますが、もし仮にシャッターが台風で破壊されたら、シャッターの修理代プラス窓ガラス代、さらに室内の補修なども必要となるかもしれません。
これらの被害を食い止められるのであれば必要経費とも言えそうです。
シャッターガードをDIYで取り付ける
DIYでもシャッターの補強は可能です。
DIYでの補強としてよく利用されるのが「シャッターガード」。
難しい施工もなく、一人でも手軽に設置できるシャッターの強化用部品です。
シャッターガードを内側から設置することで、強い風からシャッターが守られます。
ただし、シャッターガードは窓シャッターや電動シャッターには使えず、ガレージなどの手動シャッターにのみ設置可能です。
強風で飛ばされそうなものを撤去する
台風が来る前に、強風で飛んでしまうものは片付ける、室内に収納するなども重要です。
庭に置いている物干しや掃除用具、ガーデンテーブルやチェア、プランターなど、大小さまざまなものが風で飛んだり倒れたりします。
また、自転車やスペアタイヤなどのカー用品も、風の当たらない場所へ移動する必要があるでしょう。
ガレージにシャッターがない場合には、台風対策としてガレージシャッターの検討も必要です。
ガレージにシャッターを付けると、台風の際に屋外に置いているものを収納するのにも役立ちます。
非常時の操作方法を確認する(電動シャッターの場合)
電動シャッターを設置している場合には、台風などの災害が起こったときの停電リスクについても考えておくことが大切です。
台風の予報があったら、電動シャッターの非常時の操作方法を確認しておきましょう。
電動シャッターは、平常時には遠隔操作もでき、手を汚さず軽々と開け閉めできますが、停電時には手動で開閉する必要に迫られます。
停電の際には、まず電動シャッターの電源は切り、復旧したときに急に動き出さないようにしておきましょう。
一般的な電動シャッターは、シャッターボックスに手動・電動切替シリンダーがあります。
停電時には手動切替を行い、開閉してから電動にしておきましょう。
ただし、基本的には停電時にはシャッターを使わず、復旧するのを待つのが得策です。あくまでも緊急時、開閉が必要だった場合の操作として覚えておいてください。
シャッターが台風で壊れてしまった時には
老朽化や台風の規模、飛来物によっては台風でシャッターが壊れてしまうこともあります。
シャッターが壊れてしまった場合には、修理を行い、もう一度きちんと使えるようにしておきましょう。
費用はかかりますが、台風被害の場合には保険が利く可能性もあります。
専門業者へ修理依頼をする
もし、シャッターが台風で壊れてしまったら、シャッターの専門業者に修理を依頼しましょう。
強風によって変形したシャッターの修理は難しく、劣化の具合も正確に把握した上で正しい修理をする必要があります。
そのため、個人で直そうとはせずプロに任せた方が安心です。
修理を依頼する業者を選ぶには、複数の業者に見積もりを取り、作業の説明を受けたりホームページでの施工例などをチェックしたりすることが大切です。
また、口コミでどのような評価を受けているか調べるのも良いでしょう。
保険の確認をする
シャッターの修理費用は高額になることもありますが、台風による故障は保険の範囲内になるケースも多いです。
経年劣化は対象外ですが、故障が台風の影響によるものと判断されればたら、補償を受けられます。
火災保険に入っている人は、保険から補償を受けられるか確認してみましょう。
ただし、保険によっては台風被害が補償の範囲になっていない場合や、そもそも台風が原因と認められない場合もあることは理解しておきましょう。
台風でシャッターが壊れたなら、火災保険が出ることもあるカニ!
シャッターの台風対策まとめ
シャッターは、台風から窓ガラスや室内を守ってくれるものです。
物理的な脅威からも守ってくれますが、精神的にもシャッターがあると安心感が違います。
台風シーズンの前や台風の予報があった際には、シャッターの調子をチェックしておきましょう。
不具合が感じられたら、早めの修理が必要です。
また、台風によってシャッターが壊れた場合には、火災保険の内容も見直し、専門業者に修理を依頼しましょう。